いよいよ梅雨入りしましたね。
春から続いていた花粉症(スギ、ヒノキ、イネ科雑草)も、梅雨入りで一旦落ち着いてくる頃です。ダニやハウスダストの通年性アレルギーの方もすこしましになってくる季節です。
これから夏にかけての季節が、アレルギー性鼻炎のレーザー治療の最適な時期だとご存じでしょうか。コロナの第二波が心配される次の秋冬春を見越して、今のうちにレーザー治療を受けておきませんか?

ないとう耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎に対しレーザー治療を積極的に行っています。
鼻の中の粘膜(下鼻甲介)の表面をレーザーで焼灼することで、①粘膜を収縮させ、鼻閉軽減 ②腺組織が焼灼され、鼻汁減少 ③刺激に反応しにくくなり、くしゃみ減少 などの効果が期待できる治療法です。
ただし、体質を変えるわけではありません。効果が薄れてきたら、1年から3年ごとに繰り返し受けていただいています。この治療法は、内服薬の量・種類を減らし、点鼻薬や点眼薬のみで過ごしていただける程度に症状を軽減することを目的としています。

レーザー治療は、平日(月〜金)の午前診が終わる時間帯12時頃からの時間帯に、予約を受け付けています。麻酔は局所麻酔薬(キシロカイン)と出血をおさえ鼻の中の粘膜の腫れを抑える(ボスミン)をしみこませた脱脂綿を鼻の中に入れ「浸潤麻酔」という方法で行います。注射はしません。細い吸引管で処置ができる子どもさんなら、8歳頃から可能です。麻酔に10分から15分、手術時間は両側で10分程度です。手術はすべて、院長が担当します。

当院で行っているレーザー治療は保険適応です。中学生3年生以下の子どもさんには医療費補助も適応です。窓口負担額は3割負担で10000円程度です。

術後は鼻出血の可能性がありますので、当日の激しい運動や飲酒、長湯は控えてください。
数日間は一時的に粘膜が腫れ、鼻閉、鼻汁、くしゃみがひどくなりますが、徐々に改善します。
レーザーで焼灼した粘膜にかさぶたがつきますので、癒着防止のためにも術後3週間は週に1度程度の通院が必要となります。

レーザー治療が適しているかどうかは、一度診察を受けていただきご相談ください。
レーザー治療に関する説明を受け、同意していただいてからご予約いただけます。